友達に薦められて観た作品。刑務所に服役していたピアニストの話。

物語自体はそれほど意外な場面は無く、淡々と進められていく。

ピアノ教師とピアニストの心の触れ合いが一つのテーマになっている。

手錠を掛けられたまま引く姿はとても異様で、それでいて美しい。

この映画のジャケットにもなっている。ラストのコンテストもそのまま引くと思っていたら、手錠を外され、ピアノの鍵盤だけでなく、蓋でリズムを取り、ピアノの弦の部分を叩いて引くという荒業。

それでも、聴く人を圧倒するテクニック。

あのラストの演奏に彼女の気持ちや心の葛藤がうまく表現されていたと思う。そこはうまい。

あとは、物語の薦め方や構成などがもう少し分かりやすくまとまっていた方が良かったと思う。またピアノ教師との関係ももっと深めてほしかった。そうすることで最後のお辞儀に深い意味を与えられたと思う。それでも良い作品。


デスノートのスピンオフ作品として、制作された作品。

しかし、内容的にはデスノートには大抵及ばない。

観てて、この物語だったら、Lじゃなくても良いんじゃないかと思えるぐらいのレベル。

もっと難解な事件を扱って欲しかった。

それに、観客が見たかったのそんなにアクションをするLだろうか?

わざわざスピンオフとして制作したのは、もっとあの冷静に的確な推理をズバズバしていくLじゃないだろうか?

今回はほとんど推理的なものはやらない。23日と言う期間も活きていない。

ホントに残念な作品。